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ロゴス(''Logos'')は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の組織。 == 概要 == 劇中ロゴスは、ブルーコスモス盟主を含む10人の幹部で構成する組織で、ブルーコスモスの支持母体であるとされている。代表者の肩書きは「代表」。コズミック・イラに入ってから誕生したブルーコスモスに対してロゴスの歴史は古く、人類の有史以来〔ロゴスという言葉はヘラクレイトスが作ったものなので、紀元前540年頃から紀元前480年頃までよりは後ということになる。〕存在し続けてきた〔『パーフェクトアーカイブス機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(竹書房・2006)掲載の設定担当の森田繁のインタビューによれば、ロゴスはアメリカ批判や反米メッセージのために設定された組織であり、歴代のアメリカ大統領を決めて戦争を起こすのも終わらすのも彼らであり、人類の悪意が集まっているような存在だという。だが、千葉智宏は自作品『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』で、歴史の中で人類に戦争をさせてきたのは実は「一族」であるとし、「一族」がロゴスを手玉に取っていたのだとしていた。この辺りは、アニメ本編スタッフと『ASTRAY』スタッフの間で多少解釈が食い違っている。〕という。 組織性格について、「秘密結社ロゴス」と呼ばれるほか、「軍産複合体ロゴス」と記している資料もあるが、ロゴスは軍需産業や兵器がこの世に出現する遥か以前から存在し、また軍需産業以外の企業関係者も含まれるので、前者のほうが表現としては矛盾が少ない。しかし、デュランダルは戦争の元凶とのイメージを定着させるためか、告発の際には「軍需産業複合体・死の商人」として公表している。 地球各国の政府・軍部と深いつながりがあるとされている。劇中ではユニウスセブン落下テロ事件の頃からその活動が描かれるが、デュランダルによる暴露があるまでは、一般社会にはその存在自体全く知られていなかった(『データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 下巻』による)。 幹部メンバーは、前ブルーコスモス盟主であった国防産業連合理事ムルタ・アズラエルのほか、ロード・ジブリール、アダム・ヴァミリア、アルヴィン・リッター、グラハム・ネレイス、セレスティン・グロード、ダンカン・L・モッケルバーグ、ブルーノ・アズラエル、ラリー・マクウィリアムズ、ルクス・コーラーで、地球連合軍の実質的な権力を何らかの手段、手続きで手に入れていた。 幹部メンバーの表の顔は軍事、金融、化学、穀物生産といった産業の大物経営者たちであり、ロゴスは利潤確保を目的とする裏の業界団体として結成された。劇中、ロゴスとブルーコスモスは組織上の区別があいまいに描かれているが、これはC.E.70年代に入ってアズラエルやジブリールがブルーコスモス盟主とロゴス代表を兼任し、利益を度外視したコーディネーター排除を強行したためで、ロゴス自体は反コーディネーター組織ではない。なお、この2人のような存在は恒常的なことではない模様(『データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 下巻』)。また、大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドは、先代大統領アーヴィングの退任後にロゴスの後押しで当選したために傀儡的な立場になっていたうえ、穏健派として知られる人物であり、選挙公約は「プラントも含めた地球圏統一国家樹立」であった。 最終的に、プラント最高評議会議長であるデュランダルから「死の商人」や「人類が戦うべき世界の真の敵」と断罪され、ロゴスのメンバーは民衆に襲撃され、アダム・ヴァミリア、ダンカン・L・モッケルバーグ、セレスティン・グロード、グラハム・ネレイスが死亡、もしくはヘブンズベースへ逃れたものの、ヘブンスベース攻防戦により、ブルーノ・アズラエル、ラリー・マクウィリアムズ、アルヴィン・リッター、ルクス・コーラーが拘束された。唯一逃亡したジブリールもレクイエム攻防戦において死亡した。暴徒による私刑を免れて拘束されたメンバーは国際法廷にかけられたため(どのような判決が下されたかは不明)、ロゴスは実質的に壊滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロゴス (ガンダムシリーズ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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